雪のスノーシューツアー
twin tree佐藤です。
今日はお友達同士のお二人のお客様をご案内してスノーシューツアーに行ってきました。
本当は猪臥山登山をご希望だったのですが当日の天気予報が悪すぎて危険だったためこちらのプランに変更していただきました。天気予報では前夜から当日夜まで終日雪でこの冬何度目かのドカ雪の予定、どうなることかと不安を抱えてのツアー開始です。
入山口に到着、スノーシューを履いて出発。天気は雪です(終日)。
新しく積もった雪は15cmぐらいでした。これくらいなら歩くのもそう困難ではありません。尾根の取付きのちょっと急な登りで一気に体が暖まります。
途中ソヨゴの枝からぶら下がっている妙な物をお客様が発見してくれました。
「この季節に蜘蛛の巣?」
これはヤドリギの実を食べた鳥の糞です。
ヤドリギの実は1月から2月の冬に熟すのですが、それをレンジャクなどの鳥が好んで食べます。人間が食べてもわりとおいしい味の実なんですが、その特徴はものすごい粘り気です。一度食べると口の中にいつまでもいつまでも粘りが残って最後はそれが繊維状に固まって難渋するのでまとめて食べたいようなものではありません。
小鳥の消化器ではこの粘りを消化できないため食べた実の中の種は繊維状の粘りをまとった状態で排泄されます。それが高い木の枝に引っかかって新芽がその枝の上に生えます。
ヤドリギは高い木の上に生える半寄生性の樹木なのです。
こうして実際に鳥の糞に含まれた状態の種子は初めて見ました。個人的には今日一番の収穫でした。Iさん見つけてくれてありがとうございます!
いつもの休憩場所ではそり遊び。そりは高山市指定のゴミ袋です。これは軽くてよく滑って便利ですよ。
このそりコースは先日森ガイドが男性のお客様と遊んだコースということでしたが、すごいロングコースでした。滑り始めの場所に登るだけでぜーぜー言います。この写真ではわかりにくいですがこれだけ長いそりコースはなかなか作れないんじゃないかと思うほどのロングコースでしたよ。疲れるから数は滑れませんが。
帰り道ではお約束のスノーダイブ。
3時間ほどで無事ゴール。思ったほど雪の降りは激しくなくて(激しい時間も結構あったけど)、新雪歩きを満喫しました。
今年は3月一杯雪が持ちそうです。まだまだ営業中。ご予約お待ちしております。
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